専業主婦の人間関係

専業主婦と夫の間で必ずと言っていい程話題に上るのが、「誰のおかげで生活出来ていると思っているのか」である。そもそも、専業主婦家庭では「男は仕事、女は家庭」の性役割分業が成り立っているはずなのに、なぜこういった話になってしまうのだろうか?それは自分の仕事の大変さを相手が理解していないと感じるからである。

夫の言い分はこうだ。朝から晩まで家族の為に働いて稼いでいるのに、その間専業主婦は自由に遊んでいられて良い御身分だ。専業主婦は仕事のストレスも人間関係のストレスも感じずにのうのうと暮らして、挙句の果てには俺の働いた給料でうまいものを食べ、買い物して、スポーツジムにまで通っている。それなのに、休日になるとゆっくり寝かせてももらえず、家族サービスをしろだの、家事を手伝えだの夫に対する気遣いが感じられない!働きに出て稼いでくる方が偉いのだ。

専業主婦の言い分はこうだ。朝から晩まで土日の休みも無くただひたすら家族の為に、炊事、洗濯、掃除に買い物をして育児や介護もしている、ゆっくり息つく暇もない。なんとか家事を終わらせて、家事と家事の合間に友達とのランチやジム通いをしてたまのリフレッシュ。長時間の自由時間がないから、ほんの少しの時間でリフレッシュしてまた家族の為にせっせと家事をしなければいけない。それなのに、休みの日に夫は家でダラダラしているだけ。専業主婦にだって休みが欲しいわ。家の事を夫に代わって全部してあげているのだから稼げて当然、稼いでくることは責務だ!

どちらも大変な仕事であるが、お互いがお互いを理解するにはお互いの立場を実際に経験してみるほか方法はないであろう。たとえ、お互いの立場を経験できたとしても根本的な考えが変わらない限り、この論争は永遠に続いていくのであろう。