新しい専業主婦の在り方

家事分担

とある共働き家庭の夫婦はなんでも家事は半分である。朝ごはんを妻が作ったのなら洗い物は夫が、ゴミ出しを夫がしたのならお風呂掃除は妻が。妻が夕ご飯を作ったのなら後片付けは夫がなど、とにかく全てがきっちり半分に分けられている、いわゆる家事分担制度をうまく使いこなしている。

専業主婦家庭ではまれにしか無いこの光景だが、男性はどう感じているのだろうか?共働き夫婦の夫は言う。「自分の収入が少ないせいで、働かなくてもよい妻を働かせてしまっているし、しっかり稼いできてもらっているから、家事分担は当然」と言う。

ところが、専業主婦家庭の夫はこう言う。「いくら収入があったとしても主婦は主婦、主婦としての役割を果たす事が大切だ。」

女性が働きに出なければさえ、家事分担などという夫にとって迷惑なものは出てこなかったであろう。専業主婦で育った自分を例に夫はこう言い放つのである。「お前が家庭を守ってくれるから俺が安心して働き稼いでくる事ができるんだ!」と。

そんな事をいまさら言われてももう遅いのだ、女性の社会進出はとどまる事を知らない。これからも多くの女性が世に出て活躍していくのを、専業主婦は羨望のまなざしで応援しているのである。働く女性がもっと増えれば、夫との家事分担という考えも当たり前の事になるだろう。そうすれば、専業主婦だからと働かずに居る事自体がおかしなことに思えてきて、専業主婦でも仕事を持つのが当たり前という時代もすぐそこまで来ているように感じる。その日を夢見て、専業主婦は一人もくもくと家事をするのであった。