専業主婦の仕事と収入

年金制度

働かずして生活をし、税金も納めずに優雅に暮らす専業主婦は「年金泥棒」などと揶揄されることがある。それは、第3号被保険者制度が、「保険料を払わないのに年金がもらえるお得な制度」と言われているからであろう。

第3号被保険者制度とは保険料の負担はないが、第1号被保険者と同額の老齢基礎年金を受け取ることができる制度である。もし、あなたが会社員と結婚して20歳から60歳まで第3号被保険者として国民年金に加入すれば、40年間保険料を負担しなくとも、65歳から満額の老齢基礎年金を受け取ることができるのだ。しかも、その手続きは全て夫の会社が行う義務がある為、自分では申請しなくてもよいのである。

さらに、平成20年4月から開始された離婚時の年金分割は、平成20年4月以降に離婚する場合、申請をすれば第3号被保険者であった期間に相当する夫の厚生年金の加入記録が自動的に半分にされ、分割を受けることができるのだ。しかも夫の同意は必要なく、年金の分割を受けることができるのである。

確かに働く女性からすればなんとも不公平な年金制度であるように感じる。しかし、家事や育児、介護に追われる忙しい専業主婦からすると、この制度は迷惑極まりないものなのだ。こういう年金制度のせいで、専業主婦のイメージが「働きもせず毎日暇をしている人」となってしまう事で、家庭内や社会において引け目を感じさせられ、本当は家事や育児、介護で忙しいのに、働いている人が出来ない事のサポート負担が増えてしまう原因になっている。